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バイクの整備手帳など趣味のブログ

上毛マグナカルタ ~41枚目~ 『え』

中山道は、埼玉県美里町から群馬県南西部の新町宿を起点として

 

長野県軽井沢町へ続く坂本宿までを辿る

 

新町、倉賀野、高崎、板鼻、安中、松井田、坂本の7ツの宿場町には

 

それぞれ一里塚や並木、建物などが一部残されており

 

これらを巡り歩くラリーがシーズン毎に設けられて久しい

 

中でも、高崎だるま発祥の土地でもある事を踏まえて

 

観光…というよりは地域の歴史を学ぶ取り組みが進められている

 

 

とんびの故郷だ。

 

 

その中山道を南下、碓氷川を渡った先に高崎だるまの総本山はありますぞ

 

 

 

 

 

 

マグナで来てるし駐車場までショートカットします!!!

 

本堂へ向かおう!

 

上毛カルタ『え』

 

縁起だるまの少林山~えんぎだるまのしょうりんざん~

 

少林山達磨寺では、毎年元旦と2日にかけて

『だるま市』を開催

ダルマの奉納や販売、境内への参拝はもちろん

屋台などの出店で毎年賑わいをみせている。

天明の大飢饉(1783年~1787年)に困窮した村人を救う為、

九代目の東嶽禅師が一筆ダルマの御札を元に、張り子ダルマの作り方を教えた事が

『だるま市』の始まりと伝えられている。

読み札の"縁起ダルマ"とは高崎ダルマの事で

全国80%のシェアを占め、これは日本一なのだそう(!)

高崎だるまの歴史は豊岡村(当時)の山縣友次郎という人が造り出した、

"豊岡ダルマ"がその始まりで

中山道沿いの豊岡町には現在もダルマ問屋が数多く残っており、

昔はパート従業員だった人が今や職人の域に達するほどに

ダルマ作りは生活の一部となっている。

 

 

んん!

 

 

子供の頃は少林寺よろしく、少林拳の修行ができる場所だと思ってたここ!

 

 

奉納されたダルマがひしめいてて、写生の題材にしたら面白そうだ

木造の色とダルマの赤は不思議な感覚に陥る

 

 

本堂脇には御守りなどを販売する建屋

だるま市当日には、家族連れやアベックの間からもれる電灯が暖かい

 

 

建屋にはダルマの展示室があり、

全国各地のダルマが展示されている

 

 

ダルマ御神籤!

ひとつ引いて行こう、良縁に導いてもらいたい…仕事の!!

 

 

境内裏手はいつの間にか整備されていた

だるま市では、このスペースに売店が並んで

女子方の正月太りを促進している

 

 

その更に上には古墳

こんな所にまであるんだよなぁ…マジであるな…

 

 

豊岡は、集落と呼ぶには大きくて町と呼ぶには古い土地だが

歴史ある土地である事は周知されている

今や駄菓子屋も八百屋も定食屋も無くなってしまったけれど

ダルマ作りにはこれからも絶えず続いていく活力を感じられる

 

縁起ダルマの"縁起"とは、文字通り縁起を担いだ施しがされたダルマ

高崎ダルマの眉は鶴を象り、口髭は亀を象る上

顎髭は末広がりの"八"でデザインされている。

それでいて尖らず柔和でありながら力強い印象はどっしりと、

さながら赤城颪の具象化かと想わせる重量感で以って

見る者を不安にさせる事は決して無いと信じられる。

 

人生、七転び八起きだな~マグ公

全部転んで全部起き上がってきたマグナお前を見ていると

七転び程度で胸を張るには早い気がするぜ…

 

 

うむ、大吉!

 

 

表門で撮影してこう

 

起き上がっていくぞ、前へ!