長野県軽井沢町へ続く坂本宿までを辿る
新町、倉賀野、高崎、板鼻、安中、松井田、坂本の7ツの宿場町には
それぞれ一里塚や並木、建物などが一部残されており
これらを巡り歩くラリーがシーズン毎に設けられて久しい
中でも、高崎だるま発祥の土地でもある事を踏まえて
観光…というよりは地域の歴史を学ぶ取り組みが進められている
とんびの故郷だ。
その中山道を南下、碓氷川を渡った先に高崎だるまの総本山はありますぞ
…
マグナで来てるし駐車場までショートカットします!!!
本堂へ向かおう!
上毛カルタ『え』
縁起だるまの少林山~えんぎだるまのしょうりんざん~
少林山達磨寺では、毎年元旦と2日にかけて
『だるま市』を開催
ダルマの奉納や販売、境内への参拝はもちろん
屋台などの出店で毎年賑わいをみせている。
天明の大飢饉(1783年~1787年)に困窮した村人を救う為、
九代目の東嶽禅師が一筆ダルマの御札を元に、張り子ダルマの作り方を教えた事が
『だるま市』の始まりと伝えられている。
読み札の"縁起ダルマ"とは高崎ダルマの事で
全国80%のシェアを占め、これは日本一なのだそう(!)
高崎だるまの歴史は豊岡村(当時)の山縣友次郎という人が造り出した、
"豊岡ダルマ"がその始まりで
中山道沿いの豊岡町には現在もダルマ問屋が数多く残っており、
昔はパート従業員だった人が今や職人の域に達するほどに
ダルマ作りは生活の一部となっている。
んん!
子供の頃は少林寺よろしく、少林拳の修行ができる場所だと思ってたここ!
奉納されたダルマがひしめいてて、写生の題材にしたら面白そうだ
木造の色とダルマの赤は不思議な感覚に陥る
本堂脇には御守りなどを販売する建屋
だるま市当日には、家族連れやアベックの間からもれる電灯が暖かい
建屋にはダルマの展示室があり、
全国各地のダルマが展示されている
ダルマ御神籤!
ひとつ引いて行こう、良縁に導いてもらいたい…仕事の!!
境内裏手はいつの間にか整備されていた
だるま市では、このスペースに売店が並んで
女子方の正月太りを促進している
その更に上には古墳
こんな所にまであるんだよなぁ…マジであるな…
豊岡は、集落と呼ぶには大きくて町と呼ぶには古い土地だが
歴史ある土地である事は周知されている
今や駄菓子屋も八百屋も定食屋も無くなってしまったけれど
ダルマ作りにはこれからも絶えず続いていく活力を感じられる
縁起ダルマの"縁起"とは、文字通り縁起を担いだ施しがされたダルマ
高崎ダルマの眉は鶴を象り、口髭は亀を象る上
顎髭は末広がりの"八"でデザインされている。
それでいて尖らず柔和でありながら力強い印象はどっしりと、
さながら赤城颪の具象化かと想わせる重量感で以って
見る者を不安にさせる事は決して無いと信じられる。
人生、七転び八起きだな~マグ公
全部転んで全部起き上がってきたマグナお前を見ていると
七転び程度で胸を張るには早い気がするぜ…
うむ、大吉!
表門で撮影してこう
起き上がっていくぞ、前へ!