ピストンヘッドも見てみる
コンロッドにガタつきはない…
なんか気になる汚れ方…いや、もう何見ても怪しく見えてしまうぞこれは！
んん！！
キャストオフ！！
バァアアァーン！！
キャストオフって割に中身が飛ぶというアレ
待っていてくれマグナ、
このマグナ界の琵琶丸がブラックジャックばりの何かを見せるぞ！！
おととしくらいにも似たような事してたけどな！！！
なかなか時間はとれないけども…
仕事中に通りかかった秋ヶ瀬公園、、、
こんなカタチで訪れる事になるとは…くやしい！！！
なんも見えねえwww
元気になったマグ公と来るぞ～と誓いつつ
目の前の問題を解消してこう！！
…
ｳｰﾑ…
ニュアンス的にはエンジンかけちゃダメな音に聞こえる…
クラッチレバーの是非で音が違って聞こえるなら、
クラッチ関係とか或いはクラッチ側で何かが起きているのでは…？
この異音はいつから聞こえ始めたのかを調べると、
どうもポンプギアやった頃からの様子…汗
ポンプギアの摩耗が、どこに影響するのか？
ポンプギア摩耗→カムチェーン暴れ→ガイドローラー破損→テンショナー叩かれる→テンションロッド先端に－の凹み
↓
ポンプ不動→ヘッド側加熱→カムシャフト摩耗→ロッカーアーム摩耗→それぞれの箇所から鉄粉発生…？
点検してはみたが、問題なさそうだった
ん！待てよ…
もしかしてポンプが逝ったんか？！
…逝ってない、絶好調といえる…
取り外したクラッチ側の部品を眺める
…キレイかな、摩耗とか擦れもないし
オイルも巡っている
クランクケース側もチェック
シフトドラム周りの緩みやガタつきは無い
、、、んんんん～？
あ、クランクシャフト見えるな
クラッチ組んで手動で回してみる
回る…変な音もしない、、、
、、、
止めてて解らんなら！動かして確認してみる！
スゲー音がしてくる！！
なんか当たってる感じに！！！
もう一度腰上の点検と見直しだ、
それで異変が無ければ、クランクケースを割るぞマグナ！！
件のオイルフィラーボルト、純正ではフランジ付きのものがつけられていた
が、
それをわざわざキャップボルトにした事には理由がある
右の黒いのが純正
それは単純に整備性で、
このボルトへのアクセスがとにかく窮屈！
工具もスパナ以外受け付けてくれないのだ…
ままま、ひとまずこれで様子を見るとして！
その辺に転がってたポリホースで！
オイル差しからダイレクトに注入！！
そして閉じる…締める！
…これで良いんだな？良いワケだな？！ﾄﾞｷﾄﾞｷ
よし、次！
ん…？
タイミングアホほどズレとる！！！
…うん、しょうがない！
タイミング合わせながら
カムチェーンにテンション利いてるかも確認しつつ…
一通りチェックしたぞ！
おまたせマグナ！
2022年の空を駆けだそうぜ！
イグニッション、オン！！
ｶｰｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧ！
(クラッチ握ってみる)
ｺｫｵｱｧｧｧｧｧｧｧ！
(クラッチはなす)
ｶｰｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧ!!!!
異音悪化してて草！！！
前回、カムチェーン絡みの故障で
プッシュロッドが機能してなかった説が浮上…
…！
これ、もしかして原因ここか？！
ちょちょちょ待てよ、
そもそもコイツは何なんだ？
なになに…？
『オイルフィラーボルト(シールボルト)はテンショナープッシュロッドへの
注油口を塞ぐ役割を云々…』
オイルフィラーボルトってのがコイツなんだな…？
んんん
マグナのカムチェーンテンショナーは油圧式の自動張り、
プッシュロッド本体の穴から入ったオイルが作用し、
カムチェーンに適度なテンションをかける仕組みになっているそうな
手動で～というのはおそらくモンキーやカブの機構なのではあるまいか？
そして、
ここに関しても心当たりがあった…
ここからオイルだだ漏らしけり！
整備手帳によるとそれはオーバーホール完了時、
オイルポンプ交換は去年の７月31日、、、
鉄粉の出始めは…もうちょい前から…にしても
下手すると１年近くかよ…
マグナ…すまねぇ…
オートテンショナーの要のオイルが抜けてるとか
そらダメだろ…
んんんん！
部分的なパワーアップが及ぼす影響がこれほどとは！
カムチェーンテンショナー！
そこもパワーアップさせて行こう！！！
強化カムチェーンテンショナー導入！！
ガイドローラーにベアリングを採用しているトコが気に入りました！
その他カムチェーンも含め新品に交換！！
ムム…ム…
オイルフィラーボルト…
このままではダメだ、ここを何とかしよう！
まずは…クラッチを取り外して！
オイルポンプ外して！
テンションロッド抜いて！
えーと、カムチェーンガイドローラーも摘出！
ん？
…んんん？？！
ガッタガタやないかーい(｀･▽･)ﾉＵ☆Ｕヽ(･▽･´)ﾊｯﾊｯﾊｯﾊ
…ｳｰﾑ…
これ他にも原因ありそうじゃないか？
ままま、取り敢えず外せるとこまで外そう！
カムチェーンガイドスプロケットをテコの原理で固定、
オイルポンプ側から恐る恐るアクセス
分解したオイルポンプから取り出したなんか…爪！
こいつで回してみる
取れた！！
新品と並べ…るべくも無くダメだこりゃ！！
ガイドローラー…なぜここまで…？
中央の円心分離機構に溜まった鉄粉は
削り取られたスプロケットの成れの果て…
…この惨状、カムチェーンの暴れ具合、
もしかしてよ？
テンションロッド！
君、ちゃんと機能してなかったんじゃない…？
部品が届くまで保留！！！
オーバーホールした時に、強化しておいた部分は…
オイルポンプ、クランクシャフト、
ロッカーアーム、タペットボルト、
カムスプロケット、カムチェーン、
負荷がかかりそうな部分は強化ないし新品に交換した…
が！！
まずは開けてみないとな！
バァアアァーーーン！！！
おいちょっと待てどうなってんの
オイルポンプマワシテルメタルギア！！！
お前だったのか！！
すまんマグナ…
心当たりあるわそれ
オイルポンプを交換した時、
『カチッ』って
音がしたんですよ…
多分あれは、カムチェーンが外れた音だったワケだ
カムチェーンが外れた、というよりも
スピンドルをポンプ側から押し込んだか引いたかした為に
ギアが、カムチェーンから外れたという具合だろう
…これには青ざめた…
今使っている中古クランクケースの状態書きには『焼き付き』とあった
で、ケースにはノーマルオイルポンプとスピンドル、オイルポンプギアが付いてて
そのオイルポンプギアが、今回のマグナと同じ磨り減り方をしていたのを思い出した
この事をふまえると、ギアの取り付けには
相応の工夫が必要、必須なのかも…？
ｳｰﾑ…
ひとまず部品待ち！！
…ん？
LEDバルブお前もか！！！！
マグナ～毎日たくさん乗れるよォ～！
君のその可愛い鼓動を聞かせてくれないか
ｷｭｷｭｷｭドルンドッドッドッドドッドッド…
この重低音よ！
出かけるのはちょっとその辺一回りしてみてからにしよう
ドドドドルルルルｼｮﾘｼｮﾘｼｮﾘルルルルル…
…ｼｮﾘｼｮﾘｼｮﾘってなに？
なんか…すごい嫌な予感するんですけど…
オイル交換してみて…
ぎゃあああああ！！
なんですの？！この…このなに？！？！
、、、
物凄く嫌な予感がしてきた…
なんとなく異音がしているように思えた左側のカバーをはずす
ドレンから流れ落ちなかったオイルを指でなぞると
これでもかと鉄粉が絡み付く…
この時点で既に涙目です
ｳｰﾑ…
心当たりは無いワケではない
ほんのりとだけど、インラインフィルタの抵抗に因るオイルポンプへの負荷、
そしてそのオイルポンプを回す為のギアへの負担などなど？
左側のカバーを開けてみたが目に見えた故障は無かった
うううううむ…汗
正月はエンジン下ろさないとならない決まりでもあるんか…
ｳｰﾑ…開けるの恐い…
